紙製のブックカバーの面白み

本屋さんで、本にかけてもらう紙のカバー。お店ごとにデザインされていて、よくよく見るととても個性的。単純に店名だけ印刷されているようなものから、オリジナルのイラストを入れているものまで、いろいろとあります。色や紙質もそれぞれ微妙に違っています。自分がよく行くお店のカバーを、電車の中で見かけたりすると、「この人もあの店で買っているのかな?」なんて妄想が膨らむことがあります。
前に、書店でバイトをしている友だちが、自分のお店のカバーがかかった本を読んでいる人を見ると、無性に嬉しくなると言っていたことがあります。見かけたら、無言でそっと「ありがとうございます」の念を送るんだそうです。それを聞いたとき、なんだかいいなぁと思いました。カバーには、本を守る役割と、プラスお店の宣伝の意味がもちろんあるのでしょうが、それ以上に、お店とお客さんをつなぐ絆であるような気がします。市販の文庫本のカバーもかわいいですが、愛着のある店のカバーを付けてもらって、持って歩くのも悪くないんじゃないかなぁ。上手な書店員さんにピシっとかけてもらったカバーを見ると、思わず本をなでたくなるような感情がわいてくるのは私だけでしょうか。

読書のリズムは私のもの

先日図書館で借りた本は少々難しい本で、本の後ろに注釈のページがついていました。本文を読みながらわからない言葉が出てきたら後ろページの注釈を見て、また本文に戻って、そしてまた注釈……。なかなか読むのが大変でした。傍注だと助かるんですけどね。途中からは注釈ページにしおりを挟んで読んでいました。読書中にわからない言葉が出てきた場合、それがキーワード的に重要な言葉であれば辞書を引きますが、それ以外の場合は、私は調べません。漢字のイメージからなんとなくこんな意味かな、と判別して進んでしまい、どうしても気になるものだけ、本文を読み終えた後に意味を調べる感じです。そうしないと読書のリズムが崩れてしまうので、もったいない気がするんですよね。読んでいる間、本の世界にはまり込んでいますから、それが現実に引き戻されるのが嫌なんです。同じ理由で、読書中に話しかけられるのもあまり好きではありません。せっかく楽しい世界にいたのに!と思ってしまいます。だから本は一人で読むのが好きです。大好きな本と枕を持って、部屋の真ん中にごろんと寝転んで、読書をする……そんな休日、最高です。最近忙しいので、今度の休みはそんなふうに過ごしたいです。

あえて本屋で頼む意味

最近欲しい本はインターネットで買うことが習慣になっていました。新刊でも本屋にないものがあったり、本屋に行くのが面倒だったり時間がなかったりで、自宅配送してくれるネット書店は非常に便利なのです。でも今、目の前のメモを眺めてうきうきしています。先日、お気に入りの本の発売日が近いことを知ったので、その日付と題名をメモに書いて貼ってあるのです。いつもならそんなことをせずにそのままネットで頼むのに、その日に限って私はなぜか、メモに書きとめ、本屋に行こうと思いました。自分の走り書きの文字で日付と題名を書いただけの一枚の紙切れが、こんなに楽しい気持ちをもたらしてくれるとは。長らく忘れていた感覚です。昔は全部、こうしてメモにして持ち歩いていたんですけどね。欲しい本一覧を作って、優先順位まで印をつけて。ちょっと遠くに行く家族に渡して「あっちの本屋でこの本あったら買ってきて」などとお願いしたこともありました。友達はあえてネットを使わず、どんな本でも、本屋に取り寄せを注文するのだと言っていました。本屋さんの活性化のために、だそうです。そういうことも大事ですよね。友達の本と、本屋さんに対する愛には、頭が下がる思いです。

本好きの聖地図書館

図書館にいたる道は、長い坂道です。両脇に木が並び、まさに並木道といった感じ。青々と茂る木の隙間から日の光が透けて、春や夏にはとても気持ちがいい場所です。秋以降は茶色い葉が靴の下で音を立てます。少しさみしげな雰囲気にはなるけれど、まるで映画の中のワンシーンのようにも見えます。凛と冷える空気の中を、落ち葉を踏みしめて歩く。着いた先は図書館で、カフェも併設されている。ほら、なんとなく素敵じゃないですか。そんな図書館には、多くの人が来ています。私が行くのは平日が多いので、若い人はあまりいません。定年を迎えた以降の方……に見える人たちが、ソファや丸椅子に陣取って、雑誌や小説や新聞を読んでいます。無駄話をする人などもちろんなく、司書の方たちも黙って仕事に専念しています。しっとりとした雰囲気が、訪れた私の身体をも包みます。図書館に安らぎに来ているはずなのに、しゅっと背中が伸びるような、そんな感じすらします。図書館が好きです。独特の静けさも、緊張感も好きです。そこまでの道のりも、もちろん本を抱えて帰る帰り道も。もっと言えば、その本を自宅で読む時間も、次は何を読もうと考える時間も好きです。本が好きな人ならば誰もが考えることを、私もときどき考えます。ああ、図書館に住みたい。

子供たちとこおりおにをしました

夕方、仕事から帰ったら親戚の子どもが来ていました。珍しく親はおらず、聞けば用事があって子どもだけ預けられたのこと。二人の小さな子供を数時間も一人で見ていただろう私の母はぐったりとしていましたが、子どもたちはいたって元気。お姉ちゃん、公園行こうよと手を引いて来ました。公園は徒歩数分のところにあります。着くなり滑り台に上りだした兄弟でしたが、そのうちに「こおりおにをしよう」と誘ってきました。こおりおに。久しぶりに聞く言葉に、記憶を総動員でルールを思い出します。たしか、おにが触ったら動けなくて、別の仲間が触ったら復活できて……あれ、おにはいつ交代するんだろう。小学生のころから本の虫だったからあまりやってきてないんだよなあ。うーんと唸っていたら、子供たちが教えてくれました。少し前まで赤ちゃんだったのに、今は立派になったものです。感慨深い。大人になるとなかなか全力疾走することはなく、正直足はがくがく、腰はぐったりという状況でしたが、なかなか楽しめた……のかな。でも、ごめんね。お姉ちゃんはこういうの時々でいいわ。おうちの中でゆっくり本を読んだり絵を描いたりしようよ。自宅までの道のりは、走る子供を追うことはできませんでした。

親に心配をかけないお金の使い方

知り合いの男性が、カードゲームに夢中です。マジック・ザ・ギャザリングというらしいんですが、箱にぎっしりファイルにもぎっしり、カードを持っているんですよ。私も大昔はカードを集めた時期もありました。それはゲームをするというよりコレクションをするといった感じだったので、きれいな絵柄の物や好きなアニメの物を集めていたんですよね。でも彼はバトルのために集めているんですね。持っているカードで戦うためのデッキを作って、しかもそれにも傾向と対策があるので、結果たくさんの枚数を持つことになるそうです。十年くらい前から流行っているらしいこのゲーム、カードの代金や仕組みを聞いてびっくり!それはたしかに、うん、彼のお母さんが怒っているのもわかります。私、お母さんとも仲良くしているんですけどね「あの子は毎月いくらカード買ってるのか、貯金はしているのか」と嘆いていましたからね。時間やお金を趣味に費やすのは幸せなことではありますし、私もそれはよく知っていますが、親御さんに心配はかけないでいてあげてほしいです。とりあえず、お母さん心配しているよとだけ伝えておきました。しかし、その金額、私も本に費やしたい!本を買うのは、私は常に財布の中身と相談です。

食べ物から連想します

美味しい生ハムと、ロールパンを食べました。それは普段家では食べることができないほどの味だったのですが、私はとても「ハイジな気分」になりました。それか「冒険に出ている気分」とでもいえばいいかな。生ハムの塩味とそれを和らげるパンの味が、なんかそれっぽかったんですよ。ほら、児童書などにある貧しい家のご飯って、乾燥肉と硬いパンとかじゃないですか。冒険に持っていくものも同じです。乾燥肉とパン。だから思い出したんだと思うんですけどね。お母さんに言ったら意味がわからないという顔をされました。まあ普通そうでしょうね。でも私、うちでシチューとパンを食べるときは「フランダースの犬の気分」になりますし(スープとパンが、ネロのごはんだからです)100パーセントのグレープジュースを飲むときは「ムーミン谷にいる気分」になります。ムーミンでは木イチゴのジュースっていうのがよく出てくるので、ブドウの味なのかなって思っているんですよ。私にしかわからないおかしな連想ゲームは、ほかの人にはなかなか同意を得られることはないけれど、なかなか楽しいものです。でもどうせならもっと高級なものを連想したいなあ。普段食べるものが庶民的なものばかりだから、仕方がないといえば仕方がないんですけどね。

情熱を持つ人には未来がある

会社の人が『ベルサイユのばら』を読んでいるのを見て懐かしさを感じたのは、私の学生時代が原因です。当時私は友人の影響で、宝塚に夢中だったんです。宝塚といえば、ベルばらですよね。凛々しいオスカル、彼女を支えるアンドレ、そして華やかな世界で自由に生きるマリー・アントワネット。彼女に思いを寄せるフェルゼン。それぞれの登場シーンが思い返されます。紹介されて宝塚で見て、原作があることを知り、同じ友達にコミックスを借りました。夢中になりましたね。本当に素敵でした。その後同作者の『オルフェウスの窓』も読んだのですが、そちらはちょっと政治的部分が当時の私には難しくて、はまりきることができませんでした。そんな作者の池田利代子さんが、音楽大学に進学して、声楽家になったという話を聞いたときの衝撃は忘れられません。その年齢で?というのが主のところ。そして歌の才能もあったのか、というのが次でした。いくつになってもやりたいことにチャレンジする姿は、とても格好いいものだなあと若かった私は思ったものです。若いからこそ未来があって、情熱がある。そんなのは嘘ですね。年をとっていても、チャレンジ精神を持つ人がいます。逆に、若くても未来に踏み出せない人もいます。当然、前者でありたいと願います。

本屋をめぐる旅行を提案します

ブックカフェというのがあるんですね。本屋に併設されているカフェのことのようです。そう言われてみれば、私の大好きな映画『かもめ食堂』にも出てきました。でも残念ながら、私は行ったことがありません。私が愛用している本屋はどちらかといえば、DVDレンタル店と一緒になっている方が多いですね。もっと街中の駅ビルの中の書店とかに行けば様子は違うのかもしれませんが。基本的に移動は車なので、そういうところはあまりでかけないんですよ。でもブックカフェ、ぜひ行ってみたいです。単にカフェで本を読んでコーヒーを飲むだけだとしても、それなら本を持ち込んで近所のカフェに行けばいいじゃないかと言われても、行ってみたいです。だってブックとつくからには、きっと本がたくさんあるんでしょう?そんな中で飲み物を飲んだり軽食を食べたりって素敵ですよね。憧れます。近所にないか調べてみようかな。行ってみたいといえば、大型書店めぐりとかもしてみたいんですよね。でも地元の大きなところは大抵一度は足を運んでいる気がするので、旅行のついでとかに遠くの場所で行ってみたいです。それか本屋めぐりがメインでもいいと思います。ただ私、方向音痴なので……こんな旅行、付き合ってくれる人っているんでしょうか。

嫉妬は怖い?それとも快感?

『嫉妬』をテーマにした小説はとてもたくさんあります。自分は女流作家の作品を読むことが多いせいか、特に『女性の嫉妬』を題材にした小説を多く読んでいますね。女性同士の嫉妬は怖いです。彼のこと、旦那さんのこと、ライフスタイルのこと、仕事のことなど、嫉妬の理由はいろいろですが、たいていは、同性に対する嫉妬の話が多いですね。やはり、同性の方が、嫉妬心が起こりやすいのでしょうね。
自分だって、友達が超カッコいい恋人を紹介されたり、旦那様がイケメンでお料理上手だったりする友達のことはうらやましいなあ、と思います。これは嫉妬の前段階でしょうか?
嫉妬をするのは、女性に限っていませんね。男性の嫉妬はもっと怖い、とよく言われます。特に仕事上の女性に対する男性の嫉妬はすさまじい、と言われますね。仕事上の嫉妬は勘弁してほしいですが、恋愛上の嫉妬は時に、心地よさを感じることもありますよね。当然ですが、嫉妬するよりされる方が気持ちがいいものです。「私っってこんなに愛されてる?」と感じられることもあります。そんな気持ちを味わいたくて、ちょっと意地悪して嫉妬させるようなことをしてみたり…。
でもあんまりやりすぎると、後で痛い目にあうので、嫉妬をさせよう作戦はやりすぎないことが大事ですね。